【 床置形エアコン 】
どうも皆さんこんにちは!
WEALS-ウィールズ.-の指宿です。
さて今回は【 床置形エアコンの分解クリーニング |ダイキン社製 C40HVV-W 】のお話し。
家庭用 床置形エアコン
ダイキン社製 C40HVV-W
当店が施工させていただく床置形のエアコンの 8割 が、コチラの ダイキン社製の家庭用床置エアコンのシリーズ。
丈夫なうえにトラブルも少ない為、10年以上使用されているご家庭も多い機種となります。
また、エアコンのメーカー保証年数は、ほとんどが『 5~10年間 』ほど。
毎年のように新しい機種が発売される為、古い機種に関しては交換部品の生産もされなくなる物が多いようですが、ダイキン社製のエアコンは、多少古い機種でも交換パーツの在庫があるようです。
電化製品の為、経年劣化は避けられませんが、パーツを交換することで長く使えるのはありがたいですね。
悩ましい…
床置形エアコンのクリーニング問題
長所でもある “ 丈夫で長持ち ” ということで、ご使用されている方が悩まれているのが 『 床置形エアコンのクリーニング問題 』。
家庭用の床置形エアコンに関しては、全国的に施工できる業者が少ないという事もあり、お困りのお客様も多く、北は北海道から南は沖縄までお問合せを頂きます。
お受けできなかったお客様におかれましては、ご不便をおかけし本当に申し訳ございません。
タイミングやスケジュールにもよりますが、地方のお客様のご依頼もできる限りお受けしたいと思っております。当店まで、一度お問合せいただけましたら幸いです。
使用年数10年
エアコンの内部がこちら
今回ご依頼いただいた床置形エアコンは、リビングに設置されており、約10年間程ご使用とのこと。
その間、クリーニングをしたかったが業者が見つからず、今回が初めてのクリーニングとの事でした。
熱交換器(アルミフィン)
【 施工前 】
熱交換器(アルミフィン) もカビ・ホコリで目詰まりしている状態。熱交換率も低下。冷暖房が効きにくくなります。
【 施工後 】
カビ・ホコリが取れ、熱交換器の目詰まりも解消。熱交換率も高くなり、冷暖房共に効きが良くなりました。
熱交換器(アルミフィン) は、冷暖房の効きに直結する大事な部分。
この部分が熱くなったり、冷たくなることで、温風や冷風が出ます。
その為、カビ・ホコリなどで汚れていると熱交換率が低下。
目詰まりする事で風力も低下してしまい、『 冷暖房が効きにくい 』という状況になってしまいます。
熱交換器(アルミフィン) は、フィルターを外すと見える部分なので「 最近エアコンの効きがよくないな… 」と感じたら、汚れ具合を一度確認してみてもいいかもしれません。
床置形エアコンの最深部
カビが蓄積しやすい送風ファン
【 施工前 】
こちらはエアコンの最深部。送風ファン の付近も湿気の為、カビが全体に発生しています。
【 施工後 】
分解・高圧洗浄で最深部の汚れもしっかりと取り除かれました。
ダイキン社製のこちらの床置形エアコンのシリーズの 送風ファン は、丸い形をしています。
こちらの 送風ファン と、手前にある ベルマウス も外してしっかり手洗い。
エアコンの最深部の汚れまで、しっかりと取り除いていきます。
下部吹き出し口付近
【 施工前 】
下の吹き出し口 の付近。外から見えない内部には、実はこんなにカビが…。
【 施工後 】
カビが発生しやすい吹き出し部分も、しっかりと汚れが除去されました。
エアコン下部の吹き出し口は、風の出てくる部分。
通常はカバーがある為、外からは見えない箇所です。
また、ドレンパン(水受け) が装着されている部分の為、冷房を使用する時期は、常に湿気が溜まっている状態でカビが発生しやすい環境となります。
さらに、カビ以外にも床に近いのでホコリが蓄積しやすい箇所でもあります。
上部吹き出し口 と
ドレンパン(水受け)
【 施工前 】
上部吹き出し口とドレンパン(水受け)。こちらもカビ・汚れが溜まる部分です。
【 施工後 】
細かい隙間にまでカビやホコリが入り込んでいる為、じっくりと洗剤でつけ置きし除去しました。
上部吹き出し口 は、外からも汚れ具合を確認しやすい部分。
ライトを照らして覗き込むと、カビ・汚れが確認できます。
下部の吹き出し口にあたる ドレンパン(水受け) は、残念ながら内部にはめ込んである為、外からは確認することができません。
汚れ具合の目安としては “ 上部吹き出し口の2倍は汚れている ” と想像していただいていいと思います。
ドレンパン(水受け)の詰まりに要注意
表からは見えない ドレンパン(水受け) は、冷房使用時などに内部で結露した水を受けるところ。
その為、カビが繁殖しやすくホコリも溜まりやすいパーツでもあります。
また、エアコンの機種により異なりますが、こちらのダイキン社製の床置形エアコンのシリーズは、ドレンパン(水受け)に溜まった水を排出する為の穴は、直径1cm程 しかありません。
その為、ホコリや汚れで詰まってしまった場合、外へ排水する穴が塞がりエアコンの下部から水が溢れることも。要注意 です。
特に、換毛期に抜け毛の多いペットがいる場合は、抜け毛が詰まる事も。
ドレンパン(水受け)のチェックも兼ねて、2~3年に一度 のクリーニングをおすすめいたします。
エアコンのクリーニング
おすすめの時期は?
お伺いした際に良くご質問されるのが下記の2つ。
■ エアコンクリーニングの期間
■ エアコンクリーニングの時期
業者により考え方が違いますので、同じ質問をしたとしても回答は異なるとは思います。
こちらのご質問に関しての回答は、あくまでも当店の考え方となります。
エアコンクリーニングの期間について
『 エアコンクリーニングの期間 』に関しては、使用頻度・設置状況・立地環境 によっても大きく異なります。
24時間365日使用している場合は、やはり1年に1度はクリーニングされた方が良いですし、1年に数回しか使用しないのであれば、1年に1度クリーニングする必要は無いと思います。
当店が、お客様にお伝えしているクリーニングの目安は
✔ 上部吹き出し口にカビが確認できた時
✔ ニオイが気になってきた時
この辺を目安にして頂けれ良いかと思います。
また、ドレンパン(水受け)のお話の際にも書きましたが、抜け毛の量が多いペット がいるご家庭の場合は、2~3年に1度のクリーニング をおすすめしております。
もし、定期的にクリーニングをご希望の場合は、やはり2~3年に1度のクリーニング で 使用頻度の高いエアコンを優先 していただければ間違いありません。
エアコンクリーニングの時期について
『 エアコンクリーニングの時期 』に関しては、一般的に夏前(5月)~夏終わり(8月)にかけてがシーズンと言われています。
しかし、エアコン内のカビは『 冷房・除湿を使用時の内部の湿気 』によって発生しやすくなります。
少し極端な例えになりますが、梅雨~夏場にかけての冷房や除湿を多用する時期にクリーニングをした場合。
熱交換器などのホコリや汚れが除去される為、熱交換率が高くなり、より結露しやすくエアコンの内部は常に湿気が溜まった状態になります。
その為、内部が乾燥した状態を保てなくなり、カビが再発生しやすい環境に….。
それでは、どの時期がエアコンクリーニングに最適なのでしょうか?
ズバリ!最適な時期は
冷房を使わなくなった時期
上記の理由を考えると、個人的に エアコンクリーニングに最適な時期 は 冷房を使わなくなった時期。
暖房を使う時期 または エアコンを使用しない時期にクリーニングをするのがベスト だと思っています。
つまり『 エアコン内部が乾燥したままになるタイミングでクリーニングする事で、カビの発生を抑えた状態で翌年の夏を迎える事が出来る 』ということです。
そうなると「 夏の時期のエアコンクリーニングは無駄なの? 」という声が聞こえてきそうですが、それはそれで無駄ではありません。
汚れていたり、カビが発生し嫌なニオイがする状態で使用するのは健康にも良くありません。
そんな時は、季節に関係なく『 エアコンクリーニングをした方が良いよ 』という合図。
当店のエアコンクリーニングの洗剤は、安全な洗剤をベースに最大5種類の洗剤を使用しておりますが、その中の3種類は 除菌 と 防カビ効果 のある物を使用。
全ての根本的な原因となる『 汚れの除去の徹底 』に力を入れている為、他業者が別途オプションとしている 防カビ・除菌・消臭 の作業を、洗浄の段階で同時に実施 しております。
さらに作業後に、エアコン内部を綺麗に保つ方法もアドバイス させて頂いております。
ご依頼は1年中承っておりますので、お気軽にお問合せください。
分解洗浄に関しての疑問など、わかりやすく説明している記事。
追記
『 何故そんなに洗剤の種類が必要なの? 』と質問される事もあります。
エアコンの汚れは、設置状況や住居周辺の環境によって様々。
カビの他にホコリ、排気ガス、ダート、油、ヤニ、皮脂等々、1種類ではありません。
それに対応するには複数の洗剤を考えながら使用する必要があります。
勿論全ての汚れに対して1種類の洗剤でまかなえるなら、洗剤の経費も抑えられて、時間も料金も抑えられるので、とても理想的。
ですが、現在その様な効果のある洗剤は、注意しないとエアコン本体を傷め、皮膚に触れると最悪化学火傷を起こしてしまう洗剤がほとんどです。
また、それが作業中多少なりとも室内に舞う事を考えると、なおさら安全であるべきだと私は思います。
今後、本当に良い洗剤を発見または作る事が出来れば即導入しますが、今のところ当店のラインナップしている5種類の洗剤が、安全面・環境面・性能面からみてもベスト かと思います。
今回はここまで!
それでは皆さん
健康に安全に
そして幸せにお過ごしください
それではまた!